第四回放射線計測フォーラム福島の資料掲載

先般お話した第四回放射線計測フォーラム福島の資料が掲載されました。保高は、水中の低濃度の放射性セシウムのモニタリング、という題で発表をしました。

リンクはこちら。

保高以外にも、いろんな方がお話をされていて勉強になりました。

安藤さんの森林部のライシメーターの研究のお話は、非常に興味深かったですし、参考になりました。

茅野さんの大気拡散モデルとどのルートで拡散したのか、という話は、従前の保高の知見と異なるルートでの拡散の可能性を示唆されており、初期の拡散評価の難しさを改めて理解しました。

眞鍋さんのお話は、低線量範囲の影響評価を理論的モデルで評価することをされており、放射線照射による突然変異発生頻度の過去の研究(植物・動物)への適合度の高さには驚きました(ガンはこれからとのこと。)。

ありがとうございました。

以下、HPより。

水中の低濃度の放射性セシウムのモニタリング技術
保高 徹生 (産総研)
森林の放射性セシウム分布と移動挙動
安藤麻里子 (JAEA)
WSPEEDIによるソースターム推定と汚染拡大プロセスの解明
茅野 政道 (JAEA)
放射線の生体影響を定量評価可能にするWhack-A-Moleモデルの概要とその発展の可能性
真鍋勇一郎 (阪大)
事故から4年を経て、私たちはどのような放射線計測を行い、これからどのように進めていこうとしているのか −サイトの現場より−
鈴木 敏和 (東京電力・千代田テクノル)
福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた放射線計測技術の課題と、東芝の取り組み
泉  幹雄 (東芝)