日本水環境学会シンポジウム

 

 

 

 

昨日、今日と日本水環境学会シンポジウムでした。こちらも宮崎大学での開催からオンラインへと変更なりました。私は、土壌地下水汚染問題の解決に向けた研究動向と今後の展開 (土壌地下水汚染研究委員会)で座長と発表をしてきました。

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私の発表は、「VC 地下水汚染の不飽和層での土壌ガスの拡散シミュレーションによる土壌ガス調査による検出可能性評価」というタイトルで、VCによる地下水汚染の不飽和帯を経由した地表面への土壌ガス移動のシミュレーションを実施しました。

 

オンライン学会、現地に行かなくてよいのは楽なのですが、あるコト自体を忘れそうで、ちょっと怖いですね。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

環境放射能除染学会が開催

今日から環境放射能除染学会がオンラインで開催されます。

保高は、座長、ポスター発表、企画セッションの討論者、口頭発表の4本立てです。オンライン学会で発表は初めてなのですが、座長が一番緊張します。

 

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9/3

10:00-11:00 座長  減容化(1)


13:00-14:00 ポスターセッション 発表 P3-04

銅置換体プルシアンブルー担持不織布ディスクを用 いた水中の溶存態放射性セシウムのモニタリング手 法の開発

○保高 徹生(産業技術総合研究所),

 


9/4

10:00-12:00 企画セッション-討論者

環境放射能除染学会「県外最終技術開発戦略の在り⽅研究会」第⼆回成果報告 〜最終処分実現に向けた技術合理性のあるシナリオと社会合意形成〜

大迫政浩(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 討論者 遠藤和人(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所)山田一夫(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 有馬謙一(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 万福裕造(国⽴研究開発法人農業・食品産業技術総合研究所) 保高徹生(国⽴研究開発法人産業技術総合研究所) 大越実(公益社団法人日本アイソトープ協会) 宮本泰明(国⽴研究開発法人日本原子力研究機構) 杉山大輔(一般財団法人電力中央研究所

 


16:10-16:25 S8-4 口頭発表

旧避難区域における地元住⺠の専門家・外部交流者 の関係性の変化に関する事例研究

○保高 徹生(産業技術総合研究所),栗原モモ(量子科学技術研究開発機構),金井裕美 子(産業技術総合研究所),小林達明(千葉大学),高橋輝昌(千葉大学),近藤昭彦(千葉大 学),⿊⽥佑次郎(福島県環境創造センター),

論文が受理・公開されました.

 

保高がファーストの論文がRadioprotection(IF0.490)に受理・公開されました。

「Dialogue, radiation measurements and other collaborative practices by experts and residents in the former evacuation areas of Fukushima: A case study in Yamakiya District, Kawamata Town(福島県の旧避難地域における専門家と住民による対話、放射線測定などの協働実践に関する研究~山木屋郡川俣町の事例に基づいて~)」

T.Yasutaka,Y.kanai ,M. Kurihara, T. Kobayashi, A. Kondoh, T. Takahashi and Y. Kuroda(2020),Radioprotection, 55(3), 215–224, 

オープンアクセスです。すでに2000件ダウンロードを頂いているようで、感謝申し上げます。

Dialogue, radiation measurements and other collaborative practices by experts and residents in the former evacuation areas of Fukushima: A case study in Yamakiya District, Kawamata Town | Radioprotection

概要

筆者らは、福島県川俣町山木屋地区で、震災後の9年間、環境放射能に関する研究や帰還後の山木屋地区の住民と外部の人の双方向型学習活動を連携して実施してきました。

震災後の9年間の活動における研究者と地元住民との協働、ニーズや関係性の変化、また、これらの活動がもたらした地元住民への影響について整理をするとともに、大規模環境災害における研究者と地元住民の関係性のあり方について考察をしています。

研究者と地域住民の対話や活動の変化

著者らは、山木屋で河川や森林、農地中の放射性セシウムや個人線量について調査し、その結果を住民に報告する報告会を2012年から毎年開催していました。当初は、専門家から環境調査に関する結果を「一方的」な伝達する住民説明会型の形式をとっていましたが、研究成果と住民側のニーズにギャップがありました。

これを改善するため、第2段階では、住民のニーズを知るところが重要との視点で、専門家と住民の「双方向」の対話を重視した形へと変化をさせました。また、避難指示解除後の第3段階においては、「放射線」への特化から「暮らし」全体を包括する広い範囲へと対話や活動(双方向型学習プログラム「山木屋学校」)へと範囲を広げていきました。「山木屋学校」は29回開催され、国内外から延べ500人以上の方が参加をしております。

本研究ではこれらの関係性の変化を双方向性と住民の関心・懸念の2つの軸で整理をするとともに、これらの活動に対して地元の住民の方にどのようなメリットがあったのかを整理しております。

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図 山木屋地区における参画住民の懸念と専門家からのアプローチの変遷

 

 

論文が受理・公開されました.

 

保高がファーストの論文がRadioprotection(IF0.490)に受理・公開されました。

「Dialogue, radiation measurements and other collaborative practices by experts and residents in the former evacuation areas of Fukushima: A case study in Yamakiya District, Kawamata Town(福島県の旧避難地域における専門家と住民による対話、放射線測定などの協働実践に関する研究~山木屋郡川俣町の事例に基づいて~)」

T.Yasutaka,Y.kanai ,M. Kurihara, T. Kobayashi, A. Kondoh, T. Takahashi and Y. Kuroda(2020),Radioprotection, 55(3), 215–224, 

オープンアクセスです。すでに2000件ダウンロードを頂いているようで、感謝申し上げます。

Dialogue, radiation measurements and other collaborative practices by experts and residents in the former evacuation areas of Fukushima: A case study in Yamakiya District, Kawamata Town | Radioprotection

概要

筆者らは、福島県川俣町山木屋地区で、震災後の9年間、環境放射能に関する研究や帰還後の山木屋地区の住民と外部の人の双方向型学習活動を連携して実施してきました。

震災後の9年間の活動における研究者と地元住民との協働、ニーズや関係性の変化、また、これらの活動がもたらした地元住民への影響について整理をするとともに、大規模環境災害における研究者と地元住民の関係性のあり方について考察をしています。

研究者と地域住民の対話や活動の変化

著者らは、山木屋で河川や森林、農地中の放射性セシウムや個人線量について調査し、その結果を住民に報告する報告会を2012年から毎年開催していました。当初は、専門家から環境調査に関する結果を「一方的」な伝達する住民説明会型の形式をとっていましたが、研究成果と住民側のニーズにギャップがありました。

これを改善するため、第2段階では、住民のニーズを知るところが重要との視点で、専門家と住民の「双方向」の対話を重視した形へと変化をさせました。また、避難指示解除後の第3段階においては、「放射線」への特化から「暮らし」全体を包括する広い範囲へと対話や活動(双方向型学習プログラム「山木屋学校」)へと範囲を広げていきました。「山木屋学校」は29回開催され、国内外から延べ500人以上の方が参加をしております。

本研究ではこれらの関係性の変化を双方向性と住民の関心・懸念の2つの軸で整理をするとともに、これらの活動に対して地元の住民の方にどのようなメリットがあったのかを整理しております。

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図 山木屋地区における参画住民の懸念と専門家からのアプローチの変遷

 

山木屋のトルコキキョウ

暑いですね。

お世話になっている山木屋のトルコキキョウ農家の廣野さんが福島民報で紹介をされていましたのでご紹介です。最近連携している福島大学の農林サークルの皆様も写っていました。良い関係性ができると良いな、と心から思っています。

www.minpo.jp

論文が受理・公開されました.

井本さんがファースト、保高が共著の論文がGeoderma(IF4.336)に受理・公開されました。

タイトルは、「Comparison of the impacts of the experimental parameters and soil properties on the prediction of the soil sorption of Cd and Pb - ScienceDirect

」です。

 

www.sciencedirect.com

 

土壌・地下水中の汚染物質の挙動評価において、分配係数は最も重要なファクターの一つです。日本中、世界中で実務や研究において分配係数の算定がなされ、汚染物質の移動予測に用いられています。

この論文では、土壌中の汚染物質の分配係数の推定において、土壌の物理化学性や汚染物質の種類だけでなく、実験条件にも影響を受けることを示し、実験条件を考慮した推定式を提案した論文です。

土壌の物理化学性を考慮した予測式を提案する論文(例えば、手前味噌ですが、Nakamura et al.2016など)は結構あるのですが、実験条件を考慮した論文は初めてだと思います。井本さん、お疲れさまでした。

ちなみに、Geodermaは初めてだったのですが、IFは高いし、Q1ジャーナルだし、土壌に関してマニアックな論文が載っているし、今後の投稿先の候補になりそうです。

 

補足:上記のNakamura et al.,(2016)はこちら

www.sciencedirect.com

SuRF-UKのWebinar

ちょっとご無沙汰しております。コロナ影響などで色々とバタバタとしておりましたが、徐々に通常運転に戻りたいと思います。
 
SuRF-UKが「Sustainability process and indicator guidance to be released by SuRF-UK」と題したWebinarを開催すると、ISRA/SuRF-UK/CLaeのNicola Harriesからメールで案内がありました。
 
June 24, 2020 @ 8:00 am PDT/11:00 am EDT/4:00pm UK
ということなので、日本時間だと夜中の12時ですが、無料で誰でも参加可能とのことですので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
「The webinar will be recorded and uploaded onto SuRFs YouTube channel afterwards.」とあるので、あとでyoutubeにアップロードされるようです。