政府の実証試験における大規模イベントの感染予防のための調査を実施
大規模施設でのイベントにおいては、観戦時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを把握し、低減することが重要です。
これまで、産業技術総合研究所(以下、産総研)は、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」という)やクラブと連携して、スタジアムやクラブハウスなどにおける観客の感染予防のための調査を進めてきました。
このたび、産総研は、政府、日本サッカー協会(JFA)、Jリーグによる「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証*において、JFA、Jリーグおよび名古屋グランパスエイトと連携して、ワクチン接種証明・陰性証明チェックブースなどにおける入場者間の平均距離、観戦時の観客のマスクの着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する実証試験を実施します。また、CO2濃度計測器を活用して、スタジアム内の密の程度を評価します。
さらに、取得したデータなどから各種対策の効果を評価します。この実証試験により、安全に観戦できる環境づくりに協力できると考えています。
なお、本調査は、地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門地圏化学研究グループ、情報・人間工学領域 人工知能研究センター社会知能研究チーム、およびエネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループの3領域の連携により実施します。
*内閣官房「ワクチン接種が進む中における日常生活の回復に向けた特設サイト」
WEBシンポのお知らせ(9/7 鉱山関係)
ICRERでのオンライン講演
ICRER が主催の5th International Conference on Radioecology & Environmental Radioactivityは、コロナウィルス感染症の影響で2022年に延期になったのですが、プレ企画として、今年の6/29〜7/1にオンラインの講演会が企画されています(すでに昨日から始まっています)。
このオンラインイベントでは24名の方が話をするのですが、なぜか僕も選ばれたので今日の夕方5時から「Monitoring and communication of environmental survey results 」というタイトルで講演をしてきます。昨日ちらっと見たら、ノルウエーのテレビ局から中継しているとのことでした。
日本からは、僕と塚田先生だけなので、頑張ってきます。
https://gyroconference.no/workspace/icrer/files/online-programme-icrer-2021-v7.pdf
山木屋開拓物語(第1回)
おせわになっている山木屋で6月19日、山木屋開拓物語の第1回が開催されました。保高も有識者としてお招きを頂き、放射線に関するお話を少しさせて頂きました。初めてチェーンソーをつかた伐採、玉切りを見させていただきました。
福島民友でも報道がされています。
山木屋学校でもそうなのですが、参加者だけでなく、先生となっている山木屋の方々、やまきやお気楽ネットワークの方々の表情がともて豊かで、見ているこちらも嬉しくなりました。震災以後のことのお話を聞かせて頂くときの表情とは全く異なり、日常を楽しむことの重要性を再認識しました。
いつも調査をさせて頂いた森で伐採作業〜丸太・薪があっという間に出来ているところは、初心者にとっては驚きでした。放射線の調査の対象から日常の里山へと変わって行っていることを痛感しました。
最初に訪問をしてから10年が経過しています。コロナ禍でなかなか山木屋学校も開催できず、訪問もできない状況ではありますが、こうして山木屋に呼んで頂けることに感謝いたします。引き続き、よろしくお願いいたします。
いつも調査をさせて頂いていた森です。
たくさんの薪、丸太ができました。これから割って、乾燥させるとのことです。
宇都宮徹壱さんにインタビューされました。
Jリーグとコラボをしている調査について、宇都宮徹壱さん取材・インタビューをして頂き、スポナビに記事を掲載して頂きました。
現在、JリーグやJクラブと進めている調査について、わかり易く解説をしていただいています。ありがとうございます。
宇都宮徹壱さんの記事は2000年くらいからずーっと読んでおりまして、自分がインタビューを受けることになるとは思っても見ませんでした。それくらい、Jリーグと産総研のコラボは、不思議な感じだったのでしょう。
個人的には、今回の調査を進める上で、最初のきっかけを与えて頂いた山形県サッカー協会の桂木会長とFC今治の矢野社長とのくだりを載せていただいて、大変うれしかったです。
「山形については、県協会会長の桂木(聖彦)さんが、前職でお付き合いがあった方だったんです。桂木さんからクラブに連絡していただいて、ご協力いただけることになりました。今治については、社長の矢野(将文)さんが東大サッカー部、僕は京大サッカー部の出身で、定期戦を通じての先輩後輩の関係です。それで仲村さんと相談の上、矢野さんにご連絡したら『いいですよ。ぜひ』みたいな感じで(笑)お願いをできることになりました」
研究と社会実装の両方を同時に進めている段階ですが、引き続き、ご指導、ご支援頂ければと思います。この研究の詳細な内容は以下をご覧ください。
最近、本当にバタバタしていて、全然、近況報告が出来ていませんが、論文やプレスリリース等もたくさん出ているので、時々紹介をできればと思っています。
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Webシンポジウム『休廃止鉱山と土壌環境に関わる研究の新たなる展開』において、「休廃止鉱山におけるグリーン・レメディエーション調査研究事業の進捗」というタイトルで発表をいたします。
200名近くに達したとのことで申し込みは締め切られていますが。。。。
テクノブリッジフェアin東北@オンラインにて講演
本日開催予定のテクノブリッジフェアin東北@オンラインにて、「資源循環を意識した持続可能な汚染土壌・休廃止鉱山の管理に向けた取組み」というタイトルで講演予定です。土の再利用も資源循環の一環ということで。