環境ビジネスとして土壌汚染と環境(経済)問題としての土壌汚染

目立つ話題が少なく、重たい話題が多い土壌関係。
最近、WEBや新聞上で土壌汚染の話題は大分少なくなってきている気がします。もともと話題としては少なかったのですが、某専門新聞等を見ても最盛期の1/5位になっている気もします。成熟市場に入りつつあるのでしょう。景気のいい話はまったく聞かなくなりました。
ただ、最近ご相談がある案件はどれも重たいのも事実。ベストな解決策が見えない中でのベターな解決策を探さざる終えない、重たい案件の数が増えています。
これらの問題は、個々の企業、自治体、個人に降りかかってくるのですが、ただ、長期間にわたってゆっくりと、個別問題として時間差で発言するために社会全体としては大きな問題には見えません。年毎に見ていくと、他の環境問題と比較して環境リスクの面でも、経済リスクの面でも、大きな問題には見えないのです。積分すると大きな問題になるのです。
環境ビジネスとしての魅力は小さくなりましたが、環境(経済)問題としての土壌汚染は今後も長く問題として継続する、というのが僕の認識です。