分かっていないことを分かっている。

大好きな作家。梨木果歩さんの「春になったら苺を摘みに]より。
文脈はぜんぜん違うのだが、自分のことにもあてはまり、何度読んでも、あぁ、と思う。こんなふうに振舞えたら、と思う。未熟。

家守忌憚を読み返していたら、あとがきで出会ったのでメモを兼ねて。

私たちはイスラームの人達の内界を本当には知らない。分かってあげられない。しかし分かっていないことは分かっている。

理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ。