エコケミストリー研究会 シンポジウムにて

発表終了。
私の発表の前に環境省課長が土対法改正についてお話しをされていました。
賛同できる部分で印象に残った部分のメモです。このメモについては私のバイアスがかかっている可能性がありますのでご注意ください。
当たり前のことを言っていますが、それが重要だと思います。
環境省は、まず環境リスクを守ることをベースに考える。市場での取引については環境省が考えることではなく、我々の仕事でしょう。

土対法は
そこにあることで健康被害が生じる恐れがあるか?
移動されることで拡散のおそれが有るか?
に着目している。

環境基準何万倍という濃度の物質は理科の実験室にもある。何万倍だから、というのではなくしっかりと管理することが大切。

また、掘削除去はできるだけやめて欲しい。
わざわざ汚染土壌を搬出をして欲しくない。これがこの改正のポイント。
掘削除去は汚染の移動によりリスクを無秩序に拡大している。土壌汚染対策法の目的は適切な汚染の管理である。HMは分解されないので、掘削除去は場所を変えているだけ。
また、基準を超えた土が水源地にまかれると問題だから適正な管理を実施する。