土壌汚染

改正土対法のパブコメ

改正土対法の省令案に関するパブコメが2つ出ています。土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見の募集(パブリックコメント)について土壌汚染対策法に基づく特定有害物質等の見直し案に対する意見の募集(パブリック・コメント)につい…

研究集会発表内容

2016年6月23日(木)〜24日(金)に京都大学で開催される、第22回 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会で、8本の研究成果(主著3報、共著5報)を発表します。(HPはこちら)発表分野は以下の3つです 46号溶出試験関係:3報 カラム試験の国際標準…

復興資材提言委員会によるガイドライン発行

保高も委員を努めました「災害からの復興における災害廃棄物、建設副産物及び産業副産物の有効利用のあり方に関する提言検討委員会(略称:復興資材提言委員会)」がまとまり、昨日、地盤工学会のHPにて公開されました。提言・ガイドラインのHP学会だけでな…

愛知県生活環境保全条例が改正

と、名古屋市さんのHPに記載があるので、予定通り平成22年10月1日に改正・施行されたことと思われます。関係者の皆様はご注意ください。 愛知県生活環境保全条例が、平成22年10月1日に改正施行されました。これに伴い、土壌汚染対策法及び名古屋市環境保全条…

何が合理的か?

大辞林によると合理的とは 論理にかなっている様。因習や迷信にとらわれない様。 目的にあっていて無駄の無い様 とある。土壌汚染の対策で合理的な方法とは何か?という問いがよくある。 管理が合理的なのか? 原位置浄化が合理的なのか? 掘削除去が合理的…

土壌汚染対策はどうするべきか?現時点での私の結論

くるくる回った結果です。結局はそこに落着くか、と言うところです。 何が問題なのか? 僕の本音1(環境リスクの面)? 現状で環境リスクが高い汚染は、除去(浄化)したほうがよい。 現状で環境リスクが低い汚染は、管理した方がよい。基準を超えているだけ…

1.1倍の土壌汚染。。。。。

ニュースを取り上げない、といいながらまたニュース。環境リスクは極めて低いと想定される基準の1.1倍の土壌溶出量基準を超過する土壌汚染。されど掘削除去しようとしさたら処理費用は数千万円。 環境リスクの面を考えると、対象地で管理、という選択肢も十…

異なる視点を持つ同じフィールドの方との議論

今日は夜から勉強会。Tさん、Hさん、Sさんと4ヶ月ぶりにお会いして第2回勉強会&ディスカッション。議論の対象は、大きくいえば土壌汚染地の”価値論”。具体的には”汚染を残した状態での土地はどのような価値がつけられるのか?、ということ。"(民間ビジネス…

土壌溶出量基準について:リスク評価と意思決定

7月10日のブログに書いたが規制者側の意見として 溶出量基準は厳しい基準だということはわかっている。でも、それを緩めるための知見(科学的根拠)が足りない。だから安全側にせざる終えない。 という言葉は重たい。 これは、リスク評価に基づく意思決定に…

エコケミストリー研究会 シンポジウムにて

発表終了。 私の発表の前に環境省課長が土対法改正についてお話しをされていました。 賛同できる部分で印象に残った部分のメモです。このメモについては私のバイアスがかかっている可能性がありますのでご注意ください。 当たり前のことを言っていますが、そ…

中央環境審議会 土壌農薬部会土壌制度小委員会(第11回)議事次第・資料 公開

先日お話ししていた資料がこちらで公開になりましたので是非呼んでみてください。特に資料2-1の土壌汚染の調査・対策について(説明資料)は結構すごいことになっています。 以下、改正なかで影響が大きそうな内容です。 新4条について 新4条の契機の土地改…

第11回中央環境審議会土壌農薬部会土壌制度小委員会

長いですが、昨日開かれた第11回中央環境審議会土壌農薬部会土壌制度小委員会(公開会議)で、「土壌汚染対策法一部改正に伴う政省令素案」がでました。 7月2日朝現在、内容はWEBにはアップされていないようですが近々アップされるでしょう。 結構変わっていま…

国交省 「土地の有効利用のための土壌汚染情報等に関する検討会」の資料公開

国交省が「土地の有効利用のための土壌汚染情報等に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。 土壌汚染のマッピングの有効性について議論を集中的にしてしています。 http://www.mlit.go.jp/report/press/land02_hh_000036.htmlコメントはまた別途。

札幌市が自然由来ヒ素の判定方法を作成

札幌市は、上流側に定山渓温泉等のヒ素を含有するエリアがあり、自然由来のヒ素が市域の広範囲分布していることは有名な話です。 その札幌市が、自然的由来のヒ素の判定方法を作成したようです。 自然的由来の判定については、環境省通知による全国主要10都…

環境規制と土地の価値2

昨日はこう書いた。 環境リスクが極めて小さくても、そこに基準超過土壌が残っており、それが原因となり将来も含めた土地の利用に支障がでる可能性がある限りは、その土地の価値は下がる。 それは、基準超過土壌があるかないか、という論点ではなく、将来、…

環境リスクと土地としての価値

独り言です。個人的な悩みなのであしからず。 環境リスクが極めて小さくても、そこに基準超過土壌が残っており、それが原因となり将来も含めた土地の利用に支障がでる可能性がある限りは、その土地の価値は下がる。 それは、基準超過土壌があるかないか、と…

不動産における環境価値

国土交通省:不動産における「環境」の価値を考える研究会の「「環境」をテーマにした不動産の価値向上に関する論点」 資料より一部を抜き出しました。三菱総研さんが作成された図のようです。 生物多様性、LCCO2から土壌汚染、環境排出までを、「負荷削減」と「…