論文が受理・公開されました.

井本さんがファースト、保高が共著の論文がGeoderma(IF4.336)に受理・公開されました。

タイトルは、「Comparison of the impacts of the experimental parameters and soil properties on the prediction of the soil sorption of Cd and Pb - ScienceDirect

」です。

 

www.sciencedirect.com

 

土壌・地下水中の汚染物質の挙動評価において、分配係数は最も重要なファクターの一つです。日本中、世界中で実務や研究において分配係数の算定がなされ、汚染物質の移動予測に用いられています。

この論文では、土壌中の汚染物質の分配係数の推定において、土壌の物理化学性や汚染物質の種類だけでなく、実験条件にも影響を受けることを示し、実験条件を考慮した推定式を提案した論文です。

土壌の物理化学性を考慮した予測式を提案する論文(例えば、手前味噌ですが、Nakamura et al.2016など)は結構あるのですが、実験条件を考慮した論文は初めてだと思います。井本さん、お疲れさまでした。

ちなみに、Geodermaは初めてだったのですが、IFは高いし、Q1ジャーナルだし、土壌に関してマニアックな論文が載っているし、今後の投稿先の候補になりそうです。

 

補足:上記のNakamura et al.,(2016)はこちら

www.sciencedirect.com