ICRPダイアログセミナー

先週は札幌2往復、今週は松山と福島(今日)と移動続きです。今日の午前は、ICRP ダイアログセミナーで話をさせていただきます。
福島県のいろんな方々と、この4年間一緒にしてきたことを話そうと思うのですが、考えれば考える程、私よりも地域に寄り添っておられる方もいるし、私より沢山の活動をされている方もいるし、私よりも研究をされてきた方もいるので、私でいいのかな、という気に(前日の夜に)なってきました。

でも、今回のセミナーの目標に書かれていた下記の文章に、まさにそのとおりだ、という思いを強くしたので、参考になるかどうかわからないけど、皆様との経験をお話しようと思います。

2011年当時から比べれば、現在は、実測データも積み上がり、人々の生活は落ち着きを取り戻してきている一方で、現在も、多くの課題が残されている。確実に前に進む大多数の人がいる一方で、取り残されていると感じている人、これからさらに多くの課題と向き合わねばならない人もおり、2011年から比べると、人々の置かれている状況も、地域、暮らしなどによって、多様化している。
今回、過去のダイアログセミナーに参加した方々にも再度お声がけし、当時、現在、これからについて語っていただくことによって、かつてない事故の後、困難を乗り越えてきた福島の歩みを確認するとともに、現在、未来の課題と希望を見つめ、共有する場としたい。福島県内のみならず、事故後、福島からの声に耳を傾け、見つめ続けた他県在住の方にも参加して頂き、福島県内、県外での視点を交えることによって、複層的な観点から福島を見つめる機会とすることも狙いとする。
ICRP ダイアログセミナーより