平成26年度地盤工学会賞 地盤環境賞
この度、地盤工学会より平成26年度地盤工学会賞 地盤環境賞を頂けることになりました。
- 道路維持管理における放射性物質で汚染された発生土砂の土壌洗浄技術による処理・減容化に関する取組み
- 磯松 教彦(福島県土木部)、安藤 淳也(福島県土木部)、高畑 修(福島県土木部)、熊田正次郎(福島県土木部)、宮口 新治(応用地質(株))、門間 聖子(応用地質(株))、石山 宏二(西松建設(株))、保高 徹生((独)産業技術総合研究所)、小峯 秀雄(早稲田大学理工学術院)
福島県、早稲田大学の小峯先生、民間の方々、そして地盤工学会 震災対応委員会の委員の皆様と連携しまして、道路清掃等で発生する放射性Cs含有土砂の有効利用も含めた、管理・保管方法の検討、減容化技術の開発と適用性評価試験方法の構築、さらに法的な解釈も含めた対応を2012年より進めてきました。
特に、出口戦略を踏まえた上での道路発生土砂の減容化処理方法のフレームワークの検討、処理前の事前試験方法、現地試験、現地実証までは研究から社会実装まである程度一気通貫に出来たかと思います。
特に出口戦略が見えない中での対応は手探り状態でしたが、なんとか技術的・法的な解決策を構築できました。特に法的な解釈が技術評価・戦略に影響を与える、という点では、現代的な環境問題と言えると思います。
全体で考えた場合、まだまだ出口は遠いですが、一歩一歩進めていきたいと思います。皆様、お疲れ様でした。
技術的な内容に関する論文は近いうちに出ると思います。