博士は過程かゴールか。

Iさんからのメールで考える。
現状に満足して立ち止まったらそこで成長は止まる。その意味では博士を取るという行為は、ゴールでもあるが、始まりでもあり過程でもある。
それは物事を考える時間感覚によるのだろう。
3年という単位で見れば博士はゴールであることが多いだろう。10年、20年という単位で見れば、それは半ばであるかもしれないし始まりかもしれない。例えば、10歳の頃、科学者になりたい、研究者になりたいと思った気持から見れば、博士は過程であり、その意味では道半ばである。
私も博士を取った時は充実感であふれていた気がする。でも、土壌汚染に対する世の中の考え方を変える、つまり現実を変える、というとことについては道半ばどころかはじめの一歩を踏み出したばっかりで合ったことに今気づく。
長期の目標があり、それに対して短期、中期目標を立てることもある。また、短期の目標はあるけど、、中期、長期の目標がないこともあるだろう。
ただ、重要な事はたまには目先のことだけでなく、長期の視点で過去の自分を振り返り、将来の自分(と周りの人)を考えることだな、と思った。
この週末は10年、30年の感覚で考えてみよう。