ICRPの国際会議

12/1〜12/4まで国際放射線防護委員会(ICRP)「原子力事故後の復興に関する国際会議」がオンラインで開催されます。既に100カ国から1500人以上の参加申込みが会ったとのことです。
 
保高は、詰問委員会メンバーになっておりますが、座長および発表もすることになりました。また、お世話になっている山木屋の菅野源勝さんと山木屋にヒガンバナを移植した双葉町の帰還困難区域住民大橋庸一さんもお話しされます。
 
各1時間半のセッションの中で12分以内の発表です。お時間が許せば、是非ご視聴ください(登録が必要です)。登録は、上記のICRPのWebサイトから登録して下さい。
 
 
国際放射線防護委員会(ICRP)「原子力事故後の復興に関する国際会議」
(最終プログラムが確定されていませんので、登録後の連絡にご注意ください。)
 
日時:12月1-4日(Webサイトに掲載されているチラシの日にちとは異なります)
言語:日英同時通訳
発表予定:(セッションごとに複数の発表があり、各発表は12分程度です)
 
12月2日11:00 – 12:30セッション「被災地への帰還、生活及び仕事」
菅野源勝さん「川俣町山木屋住民の証言」
 
12月3日9:00 – 10:30セッション(座長:保高)「オフサイトの除染と廃棄物管理の問題:現状と残存する問題」
大橋庸一さん「中間貯蔵施設建設の用地取得およびその交渉に伴う課題-元地権者の視点から-」
 
12月4日08:30– 10:00セッション「住民の役割」
保高徹生「環境調査活動への住民参加:山木屋地区の教訓」
 
 

 

Jリーグでの感染予防のための調査について

春頃からコロナに関するリスク研究を少しずつ進めているところです。

この度、Jリーグモンテディオ山形FC今治と連携をして、先週の土曜日から下記の調査を開始しました。産総研内の3領域(3部門)が連携をして実施する研究になります。詳細は下記のリンクをお読み頂ければと思います。

いろんなご縁がありまして、上記2チームと連携をさせて頂くことができました。ご協力を頂きまして、心から感謝申し上げます。研究のための研究ではなく、しっかりと実践に生かせる成果を出して頂ければと思っています。

 

www.jleague.jp

www.aist.go.jp

www.montedioyamagata.jp

www.fcimabari.com

日本リスク学会での発表

もう終わってしまいましたが、今年のリスク研究学会でも、企画セッションで発表をさせて頂きました。 

www.sra-japan.jp

 

環境情報コミュニケーションに関する最近の話題提供ということで、土壌汚染、休廃止鉱山、県外最終処分、地元住民と連携した調査など、自身のコミュニケーションの経験を通じて感じたことを整理しました。

  • 自身の経験としては以下の5つのパターンの経験があることがわかりました。
  • 事業者が住民に説明をするパターン(をサポートする)
  • 国が自治体に説明するパターン(をサポートする)国が国民の情報伝達をするパターン(をサポートする)
  • 研究者が住民に伝えるパターン
  • 研究者が学生・社会人に伝えるパターン

これらの経験を通じた個人的な所感は以下のとおりです。

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整理をする機会をいただいたこと、また、竹田先生、高村先生、万福さんのお話、有意義な質疑を頂いたこと、感謝申し上げます。

 

 

 

OPEN Access費用

つい先日、Elsevier系の雑誌に論文がアクセプトされました。外部の研究費を頂いている場合などは、皆さんに読んで頂ける機会を増やしたいので、できるだけオープンアクセスにしようと考えています。

ただ、毎回、請求書を見ると、わかってはいますけど、びっくりする金額が来ますよね。今回も約39万円です。購読料がとても高い、とは聞いているのですが、オープンアクセスの金額も高いです。なんか一つ新たな研究ができそうな感じです。

 

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日本水環境学会シンポジウム

 

 

 

 

昨日、今日と日本水環境学会シンポジウムでした。こちらも宮崎大学での開催からオンラインへと変更なりました。私は、土壌地下水汚染問題の解決に向けた研究動向と今後の展開 (土壌地下水汚染研究委員会)で座長と発表をしてきました。

プログラムはこちら

 

私の発表は、「VC 地下水汚染の不飽和層での土壌ガスの拡散シミュレーションによる土壌ガス調査による検出可能性評価」というタイトルで、VCによる地下水汚染の不飽和帯を経由した地表面への土壌ガス移動のシミュレーションを実施しました。

 

オンライン学会、現地に行かなくてよいのは楽なのですが、あるコト自体を忘れそうで、ちょっと怖いですね。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

環境放射能除染学会が開催

今日から環境放射能除染学会がオンラインで開催されます。

保高は、座長、ポスター発表、企画セッションの討論者、口頭発表の4本立てです。オンライン学会で発表は初めてなのですが、座長が一番緊張します。

 

HPはこちら

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9/3

10:00-11:00 座長  減容化(1)


13:00-14:00 ポスターセッション 発表 P3-04

銅置換体プルシアンブルー担持不織布ディスクを用 いた水中の溶存態放射性セシウムのモニタリング手 法の開発

○保高 徹生(産業技術総合研究所),

 


9/4

10:00-12:00 企画セッション-討論者

環境放射能除染学会「県外最終技術開発戦略の在り⽅研究会」第⼆回成果報告 〜最終処分実現に向けた技術合理性のあるシナリオと社会合意形成〜

大迫政浩(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 討論者 遠藤和人(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所)山田一夫(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 有馬謙一(国⽴研究開発法人国⽴環境研究所) 万福裕造(国⽴研究開発法人農業・食品産業技術総合研究所) 保高徹生(国⽴研究開発法人産業技術総合研究所) 大越実(公益社団法人日本アイソトープ協会) 宮本泰明(国⽴研究開発法人日本原子力研究機構) 杉山大輔(一般財団法人電力中央研究所

 


16:10-16:25 S8-4 口頭発表

旧避難区域における地元住⺠の専門家・外部交流者 の関係性の変化に関する事例研究

○保高 徹生(産業技術総合研究所),栗原モモ(量子科学技術研究開発機構),金井裕美 子(産業技術総合研究所),小林達明(千葉大学),高橋輝昌(千葉大学),近藤昭彦(千葉大 学),⿊⽥佑次郎(福島県環境創造センター),